【第93回箱根駅伝】青山学院大学が往路1位

東京箱根間往復大学駅伝競走は2日、往路が行われ、箱根3連覇、そして「学生駅伝3冠」を目指し、もっとも注目されていた青山学院大学が往路1位となった。2014年の箱根5位から、2015年優勝。2016年も連覇と勢いがあった。

しかし、タイムは5時間33分45秒と2位の早稲田と33秒の差に留まった。

 

33秒と言えば、ジョン・ケージの「4分33秒」。「4分33秒」は1952年に初演された3楽章から成る楽曲だが、全楽章すべて“休み”となっており、指揮者や演奏者はステージにいるものの、何も音を出すことなく終わる。この新しい試みは、これは音楽なのか、それとも音楽でない何か別のものなのかという論争を巻き起こし、「音楽」という概念、そしてそれが持つ価値を再考する契機となった。

 

現在、大学生の主な駅伝は以下3つ。

出雲駅伝 :距離が短く、選抜制。

全日本大学駅伝:箱根に比べれば距離は短いが、全国の予選から勝ち上がった各校が集まる。

箱根駅伝 :距離が最も長く、最も伝統がある。関東学生陸上競技連盟が主催で、関東の大学が対象。

 

箱根駅伝より全日本大学駅伝で優勝するほうが価値があるかというと、出雲も全日本も常に上位校は関東学連チーム。各校は、箱根に照準をあわせている。その意味で、高校野球夏の甲子園大会と同様。全国高校駅伝の有力選手は、その箱根にあこがれて、関東の大学に入る。箱根駅伝の価値は高い。

 

2016年の往路は番組平均世帯視聴率28.0%(関東地区)

 

ちなみに箱根の平成27年1月の観光客総数は1,329,904人

http://www.town.hakone.kanagawa.jp/index.cfm/11,4559,c,html/4559/20160826-115248.pdf