成人の日に荒れる成人式　2017 - 雑食マーケターの社会的な実験

茨城県つくば市で８日に開かれた成人式において、新成人がステージ乱入しようとして、式典の進行を妨害し、約８分間、中断するなどした。新成人は公務執行妨害の容疑で現行犯逮捕された。

荒れる成人式について、Google トレンドで「荒れる成人式」を見ると、2004年以降毎年起こっている様子がわかる。

上記の記事によると、

60年代までは若者にいかに式に参加してもらうかがテーマとなっており、

70～80年代を通じて同窓会の様相を呈するにあたり、参加率が増加、

1996年前後から「荒れる成人式」が見られるようになった。

人口動態調査から出生数の年次統計では1996年 (平8)生まれは1,206,555人

最近では、2分の1成人式というものも多く見られるようになっている。

これは成人の2分の1の年齢である10歳を迎えたことを記念して学校や地域で行われる。ことが多い。学校の場合は、小学校中学年の4年生を対象に、校長や保護者代表による祝いの言葉、「2分の1成人証書」の授与、合唱等が行われる。

場合によっては親が感動して泣き、子どもも泣き、それを見て先生が大喜びする式となる。

この式に関しては以下2点を中心に批判もある。

1つは「親への感謝の手紙」を書かせること。2つめは10年間を振り返るために、写真や名前の由来など、思い出の言葉や品を使用すること。

この過程において、プライバシーが流出し、親のリソースで差が出る。そのことに対してケアがされない点だ。

ちなみに2006 (平18)年生まれは1,092,674人。