2017年アカデミー賞受賞結果発表から見る日本の2016年洋画ランキング
第89回アメリカアカデミー賞が2017年2月26日(現地時間)に開催された。
今年は、歴代最多となる14部門にノミネートの『ラ・ラ・ランド』
ブラッド・ピットが製作にに携わる『ムーンライト』
ケイシ―・アフレック主演の『マンチェスター・バイ・ザ・シー』などが話題となっていた。
結果は以下の通り。
- 助演男優賞:マハーシャラ・アリ 『ムーンライト』
- メイクアップ&ヘアスタイリング賞:『スーサイド・スクワッド』
- 衣装デザイン賞:『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
- 長編ドキュメンタリー賞:『O.J.: Made in America (原題)』
- 音響編集賞:『メッセージ』
- 録音賞:『ハクソー・リッジ』
- 助演女優賞:ヴィオラ・デイヴィス 『Fences(原題)』
- 外国語映画賞:『セールスマン』(イラン)
- 短編アニメ賞:『Piper(原題)』
- アニメ映画賞:『ズートピア』
- 美術賞:『ラ・ラ・ランド』
- 視覚効果賞:『ジャングル・ブック』
- 編集賞:『ハクソー・リッジ』
- 短編ドキュメンタリー賞:『ホワイト・ヘルメット-シリアの民間防衛隊-』
- 短編実写映画賞:『Sing(原題)』
- 撮影賞:『ラ・ラ・ランド』
- 作曲賞:『ラ・ラ・ランド』
- 歌曲賞:“City Of Stars” 『ラ・ラ・ランド』
- 脚本賞:『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
- 脚色賞:『ムーンライト』
- 監督賞:デイミアン・チャゼル 『ラ・ラ・ランド』
- 主演男優賞:ケイシー・アフレック『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
- 主演女優賞:エマ・ストーン 『ラ・ラ・ランド』
- 作品賞:『ムーンライト』
作品賞を獲得したのは、ブラッド・ピットが製作総指揮を務め、黒人少年の成長と愛を描いた『ムーンライト』となった。
『ムーンライト』は第26回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワードや
第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞で作品賞を含む4部門受賞。
第74回ゴールデングローブ賞では作品賞(ドラマ)を受けている。
日本では4月から全国公開される予定。
【第89回アカデミー賞】作品賞は「ムーンライト」! : 映画ニュース - 映画.com
また、日本映画製作者連盟(映連)による、2016年度(平成28年)興行収入10億円以上の作品(平成29年1月発表)は以下の通り。
[洋画]
順位 |
公開月 |
作品名 |
興収 |
配給会社 |
1 |
15/12月 |
116.3 |
WDS |
|
2 |
4月 |
76.3 |
WDS |
|
3 |
7月 |
68.3 |
WDS |
|
4 |
8月 |
ペット |
42.4 |
東宝東和 |
5 |
2月 |
オデッセイ |
35.4 |
FOX |
6 |
15/12月 |
007 スペクター |
29.6 |
SPE |
7 |
7月 |
アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 |
27.8 |
WDS |
8 |
7月 |
26.6 |
FOX |
|
9 |
4月 |
26.3 |
WDS |
|
10 |
8月 |
22.1 |
WDS |
|
11 |
6月 |
20.4 |
FOX |
|
12 |
3月 |
18.6 |
WB |
|
13 |
9月 |
17.6 |
WB |
|
14 |
3月 |
アーロと少年 |
17.0 |
WDS |
15 |
10月 |
15.4 |
SPE |
|
16 |
10月 |
15.1 |
東宝東和 |
|
17 |
9月 |
13.5 |
WB |
|
18 |
8月 |
12.4 |
SPE |
|
19 |
4月 |
10.8 |
FOX |
第88回アメリカアカデミー賞で
作品賞・脚本賞を獲得した「スポットライト 世紀のスクープ」は日本では2016年4月15日(金)に公開されたが、
上位ランキングには入っていない。
「将来の夢とは何か」から見る 高校生の『人生の目標』(アメリカ・中国・韓国の国際比較もあり)
日記:「あなたの将来の夢は何?」を読み、興味深かったので、「人生の目標」について調べてみた。
国立青少年教育振興機構の「高校生の生活と意識に関する調査報告書(平成27年)」によると、
『これからの人生をどのような目標をもって生きたいか』という質問に対する、
日本の高校生の回答は以下の通り(1+2で降順ソート)
就職活動など特定の場面では「夢」=「仕事を通じて達成したいこと」となるのだと思うが、
「人生の目標」となると、上記のような回答が得られている。
増田の夢は
私にとっての夢は特定の職に就くことではなく 自分の好きな時に水族館や、展覧会や、映画を見たり、何か素敵な体験をする事
とのことなので、
調査報告書での回答では「のんびりと気楽に暮らすこと」が近いかもしれない。
また、同様の調査をアメリカ、中国、韓国でも行っており、
「とてもそう思う」の上位3つはそれぞれ以下の通り。
アメリカ
自分が幸せと感じること |
89.4 |
自分の趣味を生かす暮らしをすること |
86.5 |
円満な家庭を築くこと |
78.1 |
中国
自分が幸せと感じること |
74.5 |
円満な家庭を築くこと |
71.2 |
自分の趣味を生かす暮らしをすること |
57.7 |
韓国
自分が幸せと感じること |
77.5 |
自分の趣味を生かす暮らしをすること |
70.5 |
円満な家庭を築くこと |
68 |
さらに日本とそれぞれの国の回答傾向の違いを調べるために、
Ave.{ (日本の回答-各国の回答)^2}を算出した。
(擬似分散みたいなもの)
例えば、「自分が幸せと感じること」の日本とアメリカの回答傾向の違いは、
{(日本の「1:とてもそう思う%」-アメリカの「1:とてもそう思う」)^2
+(日本の「2:まあそう思う%」-アメリカの「2:まあそう思う」)^2+…}/5
その結果を見ると回答傾向が大きく異なるのは、
「自分の趣味を生かす暮らしをすること」「お金持ちになること」
一方で回答が類似するのは、
「自分が幸せと感じること」「のんびりと気楽に暮らすこと」
平均擬似分散は以下のようになった。
調査手法による違いも影響するが、
3か国の中で日本の回答傾向はアメリカと大きく異なり、中国と近い。
アメリカ163.25
中国37.08
韓国45.77
2月26日の「東京マラソン」から見るマラソン・ジョギング参加率
東京マラソンが、2月26日に開催され、およそ3万6000人が参加を予定している。
午前9時すぎに新宿の東京都庁前をスタートし、銀座や浅草など都心部を走る。
ゴール地点は今年から東京ビッグサイトから東京駅前に変更された。
これまでは“3万人が安全に走ることができる”レースづくりに注力しており、
交通の影響が少なくなる臨海部のビッグサイトが選ばれた。
しかし、運営側はノウハウの集積や関係者の認知の向上により、選択肢が広まった。
ニューヨークシティマラソンのフィニッシュはセントラルパークなどその都市を代表するようなロケーションが選ばれており、東京もその顔に相応しい場所とするため、今回、東京駅前へと変更になった。
これまでのコースは臨海部を走るので海風の影響を受けるなど、ランナーに負担が大きかったが、今回のコース変更は負担軽減になると考えられている。
沿道で約160万人が観戦する見込みとなっている。
東京マラソンは格式の高いアボット・ワールドマラソンメジャーズ2013年に加入し、世界を代表するマラソン大会となっている。
ここには6つの大会が加入し、他にはボストンマラソン、ロンドンマラソン、ニューヨークシティマラソンなどが名を連ねている。
今年の東京マラソンは、3万6000人の枠に約36万人の応募があった。
【主張】東京マラソン 見る側も「安全」の主役に(1/2ページ) - 産経ニュース
また、関連イベントとして、「東京マラソンEXPO 2017」が2月23日~25日の3日間にわたり、東京ビッグサイトで行われた。
東京マラソンの出走ランナーへのゼッケン配布も兼ねたイベントで、
マラソンなどに関係する137のブース出展がある。
入場無料で東京マラソンに参加する人もしない人も、自由に参加できる。
東京メトロのマスコットキャラクター「駅乃みちか」が出迎えてくれる
ゲームや体験コーナーで親子一緒に楽しめる東京メトロのブースや
東京マラソン2017のオフィシャルペースカーメーカーとなっているBMWなどのブースが出展している。
東京マラソン2017で優勝した男子選手に賞品として贈られる「BMW i3 SUITE」も展示され、セレモニーで手渡されるキーの巨大レプリカを手にして“受賞”の体験も可能。
マラソンしない人でも楽しい、遊べるアトラクションだらけ!「東京マラソンEXPO 2017」 “旅”にかかわる企業ブースを一挙紹介 - トラベル Watch
総務省平成23年社会生活基本調査(2011年)によると、マラソン・ジョギングの実施率は以下の通り。
1 |
ウォーキング・軽い体操 |
35.2 |
2 |
ボウリング |
12.8 |
3 |
水泳 |
10.5 |
4 |
器具を使ったトレーニング |
9.9 |
5 |
ジョギング・マラソン |
9.6 |
6 |
登山・ハイキング |
9.2 |
7 |
サイクリング |
8.9 |
8 |
ゴルフ(練習場を含む) |
8.1 |
9 |
つり |
8.1 |
10 |
野球(キャッチボールを含む) |
7.1 |
総数 |
9.6 |
男性 |
12.8 |
女性 |
6.6 |
10~14歳 |
28.0 |
15~19歳 |
21.5 |
20~24歳 |
16.2 |
25~29歳 |
15.3 |
30~39歳 |
12.5 |
40~49歳 |
9.4 |
50~59歳 |
6.1 |
60~64歳 |
4.3 |
65~69歳 |
4.1 |
70歳以上 |
1.8 |